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東野高校 受付看板建築家Christopher Alexander氏が当時、校内配置のヒントに用いた「田」の漢字をモチーフに取り込んだ受付看板

アートディレクション、デザイン
クライアント: 学校法人盈進学園 東野高等学校 様
アートディレクション: 株式会社zukou
デザイン: 株式会社zukou
制作: 興和サイン株式会社 様

2011年度から2014年度まで、弊社にて盈進学園 東野高等学校のスクールアイデンティティを制定し、
シンボルマーク、スクールカラー、書体などトータルでのアートディレクション及びデザインを行ないました。

2014年、事務棟の一部を改築して新たに作られた来校者のための受付窓口の
案内看板をデザインいたしました。

デザイン立案にあたり、30年前に米国の建築家、Christopher Alexander氏によって設計された
特徴的な校舎に相応しく、かつ現在の東野高校らしさも大切にしたいと考えました。

Christopher Alexander氏の最新の著書「The Battle」には、
学園建築当時の構想についても触れられており、その中に学園内の建物を配置するヒントとして
漢字の「田」があげられています。
今回の受付看板では、その「田」のモチーフを鉄製の装飾に取り込みました。

さらに、受付業務が時間帯によって場所が変わるため、この窓口が閉じている時間帯には、
看板を仕舞うことがご依頼要件にありました。

当初は置くタイプの看板を時間に合わせて出したり入れたりすることも想定しましたが、
主に受付業務を行なうのが女性であることや、毎日のこととなるとそれなりの負担になると思われるため、
オリジナルの回転構造を採用して、受付をしていない時間帯は畳めるようにしました。

鉄製看板の回転構造は初めての試みでもあり、制作を担当していただいた興和サイン株式会社様や
その関係者様のご尽力により、風で煽られないことなど様々な工夫が凝らされた構造を実現することができました。

受付業務時間外の様子受付業務時間外に畳まれた看板の様子。畳んだ面には受付時刻を掲載しています。

 
 
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